ぶり返すつわり
こんにちは。
めそです。
今回はつわりフェーズ2について書いていきたいと思います。
【つわりフェーズ2:吐きづわり】
妊娠11週目までは食べづわりであまり吐かなかった。そして妊娠の12週は比較的吐き気も少なく、ついに1ヶ月半近く続いていたつわりが終わりを告げるかと思っていた。
しかし、妊娠13週からつわりがぶり返し、食べづわりが吐きづわりへと変貌を遂げてしまった。
吐きづわりは文字通り、食べたものを吐いてしまうつわりだ。
しかも空腹でも吐き気がするので、食べない選択肢もない。
会社でも何度か吐いたし、家でも食べたものを吐く日々が続いた。
それまで、吐いたとしても吐く量はそんなに多くなかったが、吐きづわりでは食べたものを全部ゲロゲロ吐いてしまうようになった。吐きたくても吐けないときよりは楽に吐けたけど、何度か喉が切れて血を吐いたりした。
また、数日に一度は頭痛+吐き気+寒気で身動きが取れなくなることもしばしば。特に低気圧の時や、満月や新月前後がしんどかった。
人間もまた自然の一部なのだろうか。
吐き気だけならまだしも、頭痛も合わさると最強タッグだった。
何もできずにただ寝たきり。吐き気のビッグウェーブが来ると洗面所の民と化し、そこで一夜を過ごすこともザラだった。
ご飯が無理になり、主にパンを食べていた。
栄養の偏りが心配だった。
赤ちゃんはスクスクと育っていてくれたのが救いだった。順調に大きくなってくれていた。
仕事も休み休みだが、コロナへの不安を抱えつつ、周囲に迷惑をかけない程度にはなんとかこなせていた。
【切迫流産】
11月下旬のある日、仕事中に上司から必要書類が見当たらないため、一緒に探してほしいと言われた。
自分も関わる書類だったため、断るわけにもいかず、立ったりしゃがんだり、時には重い箱を高い場所から下ろして中身を探したりしていた。
前任者に確認しながらなんとか書類を発見した。
その頃には2時間以上時間が経っていた。その間ずっと立ったりしゃがんだりの作業をしていた。
(小売業等に従事している妊婦さんからすると甘いですよね、ごめんなさい!)
その日の夜に茶色いおりものが少量出ていたことに気づいた。
翌朝再度確認すると、大量の茶色いおりものが出ていたため、パニックになり病院に相談したところ、すぐにきてください!と言われた。
赤ちゃんに何かあったらどうしようとガタガタ震えながら病院へ行った。
絶対に前日の書類探しのせいだと思い、やり切れない気持ちになっていた。
どうして配慮してくれなかったのかと上司を呪ったが、自分の身は自分で守るしかないんだと改めて思った。
いつもの医師ではなかったが、とても優しかった。
予約していなかったのにすぐ見てくれた。
何かした?ときかれたので、仕事の件を話した。
赤ちゃんは元気で無事だけど、血腫ができているから、しばらくはなるべくベッドに横になり、安静にしていてねとのことだった。
仕事はどうしたらいいですかと確認したところ、行かない方がいいですとのことだった。
丁度三連休だったため、両親が田舎から様子を見にきてくれた。
妊娠してから、つわりで食材の匂いがダメで、全く料理が出来ず、掃除や片付けもできていなかったため、部屋はゴミや服が散乱し、荒れ放題だった。母が掃除や料理をしてくれて非常に助かった。
旦那は料理はできるが、掃除はてんでダメな人なので、ホームキーパー不在の我が家だったのだ。
連休明けに上司に話し、その週は大事をとって休むことになった。
書類探しについては特に触れられなかった。そのせいとはまさか思っていなかったのだろう。
ますます仕事に行きたくなくなってしまった。こんな環境で産休まで働けるのか不安だった。
もっとひどい環境の中で働く妊婦さんはいくらでもいらっしゃると思うが、自分のキャパシティではこれくらいが限界だった。
つわりも終わる気配がなく、むしろ酷くなる一方であった。
吐き気と頭痛で身動きが取れず、生きることに精一杯だった。
シャワー浴すらしんどかった。
部屋が荒れ、料理もできず、旦那に何もかもお願いしていた。
そんな旦那も激務なため、もう無理…と台所の床に座り込んでしまうことがあった。
とても申し訳なくて、何もできない自分が情けなくて泣いた。妊娠中の過呼吸はとても苦しかった。
動きたいのに動けないジレンマ。
動きも鈍い、頭の回転も鈍い、物忘れが多くなった気がした。
そんな私を旦那は一度たりとも責めなかった。むしろ理解してくれた。
本当に感謝している。
どんどん自分が壊れていく気がした。
読んで頂きありがとうございました。
次回、つわりフェーズ3へ続きます。